yahooフリマ(旧PayPayフリマ)は2021年の1月より販売手数料を10%から5%に引き下げたことにより、手数料がフリマ業界最安となっています。
出来たら手数料は少ない方がいい・・・けれど売れなければ意味がない!ということで
yahooフリマ(旧PayPayフリマ)って本当に売れるの?
売れない理由と売れるコツを教えてほしい!
メルカリから乗り換えた方が良い?
このような疑問にお答えするために、実際にyahooフリマ(旧PayPayフリマ)とラクマ、メルカリの3つに商品を同時出品して、どのフリマが一番売れるのかを検証してみました。
商品数が少ないと意味がないと思ったので、商品は50個、用意しました。
そもそも同時出品ってOKなの?
現在はyahooフリマでは同時出品は違反なので、皆さんお気をつけてくださいね。
もうすでに再現できない企画ですので、yahooフリマ(旧PayPayフリマ)は本当に売れないのか?ぜひ参考にしてみてください。
yahooフリマ(旧PayPayフリマ)は本当に売れるのか?同時出品で検証!
それぞれのフリマの特徴
フリマアプリ名 | yahooフリマ | メルカリ | ラクマ |
---|---|---|---|
販売手数料(税込) | 5% | 10% | 4.5~10% |
振込手数料(税込) | 100円 ※PayPay銀行は無料 | 200円 | 210円 ※楽天銀行で 1万円以上は無料 |
送料 | 150円~ | 160円~ | 160円~ |
備考 | ゆうパック170サイズまで 宅急便 200サイズまで 大型商品は450サイズまで | ゆうパック 170サイズまで 宅急便 200サイズまで 大型商品は450サイズまで | ゆうパック 170サイズまで 宅急便 200サイズまで 大型商品は450サイズまで |
50商品を同時出品して検証したのは2021年。
当時はラクマも販売手数料が安く6.5%だったのですが、現在は基本的に10%となりお得感が減ってしまいましたね。
また現在は大型商品を取り扱える宅急便も取り入れられて、小型家電~大きなベッドまでフリマで売買が出来るようになりました!
3つともかなり大きな商品が取り扱えるんだね。
そうだね。高額商品だとよけいに販売手数料が少ないPAYPAYフリマは魅力的かも!
ちなみにYahoo!オークションからYahoo!フリマに同時掲載された商品がYahoo!フリマで購入された場合は、Yahoo!オークションの落札システム利用料(プレミアム会員8.8%(税込)又は10%(税込))が適用されます。
これでは検証の意味が全くないので、PayPayフリマ単体で出品して販売手数料5%で、どれだけ売れるのかを検証します。
PayPayフリマでの出品は初ですが、ヤフオクで数百回の取引実績があり、PayPayフリマの評価欄はヤフオクの評価も含まれるため、評価が少ないから購入されないということはなさそうです。
検証用におよそ50品目を選定
今回は検証用ということで、完全な不用品から本来なら売らない商品まで様々の商品を用意しました。
あまりにもジャンルが偏ってはいけないので、本やCD、ゲーム機、家電、オーディオ機器、楽器、PC用品、お酒、服や靴、食器類など、可能な限り色々なジャンルから取り揃えてみました。
こんなに色々、売るものが見つかるもんなんだね。
いやー、不用品だけじゃなくて出来れば取っておきたいものも検証として出品してしまったのだ。
価格は最終的な受取金額が同じになるように設定
それぞれのフリマに出品する際には、販売手数料、送料を引いた手取りとなる金額がだいたい同じになるように価格を設定致しました。
あるPC用品の例
メルカリ 1万円
ラクマ 9650円
PayPayフリマ 9500円
送料に関しては60サイズ以上になるとラクマが少し割高になるため、多少の価格調整はありますが、基本的には販売手数料のパーセンテージ分、メルカリよりもラクマとPayPayフリマが少し安く出品出来るといった形です。
これだけを見るとPayPayフリマはかなり有利っぽい。
確かに!僕もPayPayフリマが売れるんじゃないかと期待してます!!
yahooフリマとメルカリどっちが売れる?
早速50品目をそれぞれのフリマに出品していきます。
正直、時間がかかってかなり大変でした。
特にPayPayフリマはパソコンからの出品が出来ないので、一番心が折れそうでした。
フリマアプリはスマホで出品しやすいように工夫されているので仕方がないけどさ。
じゃあ、全部スマホで出品すればいいじゃん!!
いや、多少使いにくくてもやっぱり一気に出品するならパソコン使った方が早いからさー。
安い商品の場合、それぞれのアプリに出品する手間を考えると、どれか1つのフリマアプリに絞ってしまった方が良いように思います。
アクセス数は断然メルカリだった
全ての商品を出品してみてハッキリと分かったのが、アクセス数が最も高かったのはメルカリということです。
商品やジャンルによって多少の変化はあるものの、概ねメルカリのアクセスが最も多いという結果になりました。
メルカリでアクセスが100の商品の場合、ラクマでは40~50アクセス、PayPayフリマでは20~30、という感じです。
例えば、こちらの化粧品の場合。
メルカリでは53アクセスでPAYPAYフリマでは14アクセスでした。
こんな感じで、だいたいの商品はメルカリの方がPAYPAYフリマよりも3倍~4倍くらいのアクセス数がありました。
意外と健闘していたのがラクマで、ラクマはメルカリの2分の1くらいのアクセス数があり、明らかにPAYPAYフリマよりもアクセスがありました。
メルカリがyahoフリマに圧勝(ただし2024年は条件次第では売れる。)
いや、本当にビックリしたんですが、PayPayフリマは全くと言ってもいいくらいマジで売れなかったです。
意外だったのがラクマが結構売れたこと。
ジャンルにもよるのですがザックリと売れた割合を言うと、メルカリが6割、ラクマが3割、PayPayフリマは1割にも満たない、という割合になりました。
具体的には、50品目のうち、売れたのが38個で個数が下記になります。
最終的に商品が売れた個数
メルカリ 27個
ラクマ 10個
PayPayフリマ 1個
え?PayPayフリマ1個しか売れなかったのかーー
そう。マジでトラウマレベル。もうPayPayフリマに出品することは暫く無いかも知れない。でも検証から約1年以上経過して2022年の年末に再検証した所、少し風向きが変わりました。これは後述しますね。
なぜyahooフリマ(旧PayPayフリマ)は売れないのか?
正直、ここまで売れないのは想定外でした。
アクセスはメルカリほどではないにしろ、あるにはある訳です。なのに、売れない。
なぜ、これ程までにPayPayフリマが売れなかったのかを考察してみました。
メルカリの知名度が圧倒的すぎる
今回は比較のためにPayPayフリマ、メルカリ、ラクマで同時出品致しました。
そのため、出品して結構すぐにメルカリで売れてしまうという現象が発生。
メルカリが一番出品数も多いですし、CMなどで露出も多いので、初めてフリマアプリを使おうとなる人は、メルカリに流れてしまいやすいですよね。
でもさー。それならやっぱりメルカリ使えば良くない?
まあ、うん。そうなっちゃうよね・・・。
PAYPAYフリマは会員登録が難しく利用者が少ない
ペイペイフリマの利用登録は、PayPayアカウント・ヤフーIDとの連携が必須!
ペイペイフリマやってみたら?ということで叔母に勧めてみましたが、ヤフーIDのログインが出来ずに断念・・・。
メルカリであれば、登録も簡単です。
もともと叔母もメルカリだけを使ってたんだよね・・・。
アカウントの評価が低い
PayPayフリマは始めたばかりの人も多く、アカウントの評価がゼロだったり低い人が多いです。
どこのフリマサイトでも同じですが、評価が少ない人から買うのは不安なもの、
なので、商品を売るだけでなく、少額のものでいいので購入して評価を高めていきましょう。
せめて10くらいいい評価があるといいよねぇ
アカウントの評価を高めるためには、商品を売る・買うが重要なのですが、売るために重要なポイントは3つ。
出品者が少ないからこそ、しっかりとプロフィールを作れば売れる可能性も高まります!
返品時のリスクが高い
メルカリやラクマは出品者にも購入者にも非常に優しいシステムになっています。
例えば、出品した商品に不備があった場合などで、返品を希望されるユーザーがいたとします。
返品に応じた場合、メルカリとラクマでは取引自体が成立しなかった!ということになり、落札手数料と送料もキャンセルになります。
唯一、返品時に必要となる返送料だけは出品者か購入者のどちらかが負担しなければいけませんが、この返送料以外には料金が発生しません。
ふーん。てか、それが普通なんじゃないの?
まあ、そう思うよね。ところが`PayPayフリマは一味違うのさ。
PayPayフリマは返品時の対応はヤフオクと全く同じになります。
商品を発送した時点で取引が成立したとみなされて、返品の場合には販売手数料と送料、返送料の3つを負担しないといけません。
この差は正直、大きいですね。特にそれなりに大きいものになると販売手数料と送料、返送料で3000円くらいかかることもあり商品の販売価格のほとんどが無くなってしまうことも珍しくありません。
購入者も出品者も安心して取引出来るのはメルカリとラクマだと思います。
でもヤフオクは売れてるんだよね?
そうです、ヤフオクも同じシステムだけど、売れています。
その大きな理由は出品者に業者、プロが多いことと、長年運営しているため既存のユーザーが多いことが要因と思われます。
業者の場合には発送システムを独自に持っているケースも多く、その場合、送料が圧倒的に安いです。
契約にもよりますが、サイズに関わらず送料は一律500円~800円くらいで発送可能なケースも珍しくないです。
それはかなり安いな。
業者は返品時にはしっかりと対応してくれるケースが多く、それなりに安心して取引が出来ますし、既存のユーザーはヤフオクに慣れているため返品時のリスクに抵抗を感じにくいのでしょう。
ただ、ヤフオクに慣れている人はヤフオクを使うので、PAYPAYフリマをわざわざ使わないのではないでしょうか?
フリマに慣れているメルカリユーザーが5%手数料に魅力を感じたとしても、PayPayフリマは怖くて出品も購入も躊躇してしまうと思います。
結果、PayPayフリマに出品する一般ユーザーが少ない。商品も少ないので、PayPayフリマを使う人は少なくてヤフオクに流れている!という図式になっているのかなと思います。
yahooフリマ売れるコツは?(2024年版)
高額商品を出品する(2024年5月と6月検証)
2022年の11月にもメルカリ、ラクマ、PAYPAYフリマの同時出品をしましたが、結果はほとんど変わらなくてメルカリの販売力が圧倒的でした。
だったのですが、少しだけ風向きが変わってきたんですよね。
PAYPAYフリマで楽器関係の高額商品が2ヶ月で4つ売れたんです。正直、予想してなかったので、めちゃくちゃうれしい!
メルカリ10万円、ラクマ97000円、PAPAYフリマ95000円で出品していたのですが、この商品はPAYPAYフリマでめでたく売れました。(もう1つは8万円代の商品で、他は4万~5万くらいの商品です。)
ヤフオクで売れているジャンルをPAYPAYフリマに出品する
以前にはなかったのですが、最近はヤフオクのページをネットで閲覧していると、PAYPAYフリマ単体出品の商品も別枠で表示されるようになりました。
また、ヤフオクアプリでもPAYPAYフリマも簡単に表示や検索ができるようになっています。
そのため、ヤフオクユーザーがPAYPAYフリマの商品を閲覧して購入に至るというケースが増えたものと予想されます。
つまり、PAYPAYフリマユーザーが増えたというよりもヤフオクユーザーがPAYPAYフリマの商品も買うようになっただけ、とも言えます。
ですので、現在のPAYPAYフリマで売れやすい商品は、ずばりヤフオクで売れやすいものと被っていると予想されます。
ペット関係、チケット金券(※金券類はフリマではNG)、楽器、オーディオ機器、家電、機材関係(カメラやPCなど)。
これらのジャンルはヤフオクで良く売れている鉄板のジャンルなので、PAYPAYフリマでも売れると考えられます。
私が売ったのも楽器関係です。
ファッション関係などはまだまだメルカリの方が売れやすいのではないかと思います。(実際、PAYPAYフリマでは一切売れませんでしたので。)
販売手数料の差額分、価格を安く出来ますので高額商品の場合にはPAYPAYフリマの割安感が勝ったのでしょう。
また、値引きはしない旨をしっかりと記載しておいたので、PAYPAYフリマでも無駄な価格交渉は無くなりました。
正直PAYPAYフリマ、ちょっとだけ見直してまして、私は高額商品はPAYPAYフリマでも出品するようにしました。
やっぱり販売手数料5%は本当にありがたい。まあ、メルカリより価格は5%下げて販売してるので、結局入ってくるお金は一緒なんですけどね。
結論:やはりメルカリが強い。販売手数料を節約したいならyahooフリマもありかも
今回の検証ではPayPayフリマを使うのは高額商品以外はまだまだ厳しいことが分かりました。
やはり一番のおすすめはメルカリです。5%割引のような思い切ったキャンペーンは無くなってしまったものの、ユーザー数が圧倒的に多くて売れやすさではPAYPAYフリマとは比べ物になりませんでした。
ラクマが結構売れたのは、積極的なキャンペーンのおかげもあると思います。ラクマでは購入者側に5%オフクーポンなど、積極的なキャンペーンを実施しています。
そのため、こちらの販売価格はそのままでもユーザーはかなりお得に商品を買えているはずなのです。
そういう面ではラクマは全然使えると感じました。
正直、メルカリとラクマの同時出品は全然アリだな!と思います。
また、PAYPAYフリマはヤフオクのユーザーが流れてきているので、ヤフオクの鉄板ジャンルを出品する際には売れるようになってきています。
ただ、一部ジャンルを除くとやっぱりメルカリが強い。メルカリと同じように返品返金の責任を運営側(PAYPAYフリマ側)が負ってくれないことには、手数料が安くてもメルカリにはなかなか勝てないんじゃないかなーと思いますね。
PayPayフリマへの単体出品をお勧めできるのはペット関係、、楽器、オーディオ機器、家電、機材関係(カメラやPCなど)などの一部ジャンルになります。
ということで、まとめますと
やっぱりフリマアプリではメルカリが最強。
ラクマは意外と売れたのでメルカリとの併用はあり。
PayPayフリマの単体出品は一部ジャンルの高額商品なら全然あり!
以上のような結論になりました。
また、数年もすればPayPayフリマのユーザーが増えてさらに使いやすくなっているかもしれませんね。
でもさー。PayPayフリマのユーザーが増えて売れるようになったら手数料10%に戻すんじゃない?
うーん。確かに!